生命保険の申込みをした時に、保険会社から条件を付けられたことはありませんか?意外と多い特別条件付契約についてまとめてみました。
特別条件付契約とは
一般的に、保険会社は生命保険に加入したいと希望する被保険者の現在の健康状態や過去の病歴や病気の種類・程度を確認し、その危険度を判断して生命保険契約を承諾するかどうかを決定します。このとき、特別条件と呼ばれる一定の条件を付けて承諾した保険を特別条件付契約といいます。
生命保険会社は多数の人と契約を行っており、はじめから健康状態等に問題のある人が加入した場合は、健康な人との公平さを保つために、条件を付加します。当然、一定の範囲を超えている場合は、契約を承諾されないことがあります。特別条件付契約は、保険会社からその条件を提示し、その条件に納得・承諾した場合にのみ成立します。
特別条件付の種類
特別条件の種類は主に3種類あります。
★保険料割増
他の加入者に比べて死亡リスク等が大きいと保険会社が判断した時、支払う保険料を多めにしてもらって、他の加入者との公平性を保つようにするものです。健康体や非喫煙による割引された保険料で申し込んだのに、標準体なら引き受けるという条件もあります。この場合も保険料の割引がきかなくなるので、保険料割増と言えます。
★保険金削減
他の加入者に比べて死亡リスク等が大きいと保険会社が判断した時、万一時に支払う保険金を削減して、他の加入者との公平性を保つようにするものです。ある期間内は保険金が削減されるというような条件です。削減される期間は加入から数年の場合が多く、告知した過去の手術歴等に関するリスクが年々低減していくような場合に付くケースが多いようです。
★部位不担保
医療保険に申し込んだときに付けられることの多い条件です。告知した過去の手術歴や入院・通院歴等から、体の中の特定した部位を原因とする入院や手術は対象外とするものです。期間は1年~5年の数年が多いですが、中には全期間の場合もあります。なお、不担保となる部位は1カ所とは限りません。
まとめ
特別条件は各保険会社が一律の条件とは限りません。最近は、お薬を飲んで数値が安定している場合など、今まで条件がついたり、不承諾だった疾病が無条件となるケースもあります。引き受けの基準が緩くなるものもある反面、今まで以上に厳しくなる場合もあります。
どこの会社のどの商品が条件が緩いかなど、比較して検討されることをおすすめいたします。
引き受け条件が緩い緩和型保険や無選択型保険もありますのでご相談ください。