病気はある程度進行しないと、自覚症状が現れないものがあります。そのため、身体の異常を早めに見つけるためには、定期的に健康診断を受ける必要があります。
健康診断を受けることの重要性は認識されているかと思いますが、受診して安心というわけではなく、その結果の見方を正しく理解し、把握しておくことが重要です。
では、それぞれの検査項目についてどのようなことがわかるのでしょうか。
例えば、胸部エックス線検査はレントゲン検査とも呼ばれ、左右の肺や心臓、胸部の臓器の形や病変がないかをチェックします。
また、血圧の測定ですが、血圧とは血管の壁にかかる圧力のことです。高血圧では、血管に負担がかかっている状態が長く続くと、動脈硬化による脳血管障害や心疾患、腎障害などのリスクが高まります。
血液検査では、貧血や細菌感染などの血液細胞の異常がわかります。肝機能障害や糖尿病、甲状腺疾患の疑いも見つけることができます。
心電図検査でも不整脈や心疾患の有無をしらべることができます。
一年に一度はこうした検査を受け早期発見、早期治療に役立てましょう。
生命保険に加入の際に告知とともに健診結果を提出することで保険料が安くなる場合もあります。健診結果は、次回の健診まで大切に保管しておくことをおすすめします。