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生命保険の契約者貸付

緊急時などで一時的に資金が必要になった場合、新たに借入をしたり生命保険を解約したりするよりも生命保険の契約者貸付を利用したほうが良いかもしれません。

生命保険の契約者貸付とは

生命保険商品で終身保険などの解約返戻金の有るタイプの商品で、契約者が申し出ることによりその時点の解約返戻金の一定範囲内(9割くらいまでが目安)で保険会社から貸付を受けることができます。

メリットやデメリット

・審査や返済期限

貸付とはいえ元々は契約者が今まで払い込んだ保険料に対しての解約返戻金の範囲内ということで、金融機関からの融資のように審査を受けることもなく利用目的も不問で保証人も不要です。申し出から受取まで郵送手続きでも1週間程度で見込めます。返済期日なども設けられず自分のペースで返済できます。

・金利が低い傾向

カードローンやキャッシングと比較すると低金利な傾向にあります。しかし実際の金利は一律ではないので、貸付を受ける前に確認しましょう。予定利率の高い時代に契約した商品などは金利も高い場合があり注意です。

・放置すると失効の恐れ

貸付後、返済しなくても督促されることはありませんが、元金と利息が解約返戻金を超えた後は返済がないと失効してしまう恐れがあります。返済は迫られませんが、自らの管理が求められると言えましょうか。

急いで解約をする前に

緊急時で資金を得るために急いで解約してしまうと保険契約の保障も全て無くなってしまいます。その前に一度検討してみてください。

佐賀 誠司
20代前半より地域に根付き、保険業務を通じて地域の皆様に貢献することを自分の使命として活動してきました。今後も対面でのコンサルティングサービスを通じ、お客様の不安や疑問を安心と納得に変える活動をしていきます。
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