ここでは投資に関する基本的な3つのキーワードについて説明したいと思います。
分散投資
投資には「一つのかごに卵を盛るな」という格言があります。これは、投資を一つの資産に集中しないで、複数の種類に分散して投資すれば、リスクが分散され、リターンの安定度が増すというものです。また、投資をギャンブルにしないための最大のルールは分散です。
投資先の分散には、資産と地域を分散する2つの考え方があります。
・資産の分散 … 株式・国債・社債・不動産など
・地域の分散 … 日本・アメリカ・ヨーロッパ・アジア・新興国など
複数の資産・複数の地域を組み合わせることにより、バランスの良いポートフォリオを考えましょう!
長期投資
金融市場は短期的に大きく変動することがありますが、投資の保有期間が長くなればなるほど、この変動によるバラツキが均されます。これはすなわちリターンが安定するということです。また、資産を長期的に保有することにより「複利」効果を多く享受できる点も大きな利点です。まさにお金を増やす源泉は時間にあります。
・リスクのブレ … 長期的に保有することで安定
・金利の複利 … 資産が「雪だるま方式」で増える
お金が増えた都度に、そのお金を引き出して使ってしまうのは実にもったいないことになります。時間をたっぷりとかけ、安定したリターンや複利を効果的に活用しましょう!
積立投資
効果的な資産形成を行うためには、お金を一度に投資するのではなく、数回に分けること、つまり投資時期を分散させるという方法が有効とされています。その1つの方法として、定期的に一定額を投資する定額購入法=ドルコスト平均法があります。投資時期を分散させることで、投資のタイミングによる値上がり、値下がりのリスクを抑える効果があります。
・ドルコスト平均法のポイント … 投資の成果 = 購入口数 × 最終価格
ドルコスト平均法を活用した積立投資は、始めやすく長く続けやすい仕組みになっています。日々の価格変動に一喜一憂することなく継続的に投資をすることができ、購入口数を増やすことができます。
まとめ
投資は元本が保証されていないから怖いという印象があるかもしれませんが、投機やギャンブルとは大きく異なります。ご自身でリスクとリターンの仕組みや投資の基本的な考え方など、正しい知識を身につけることにより、安定的に資産形成ができます。
とにかく短期的な値動きに左右されることなく、長期的な目線でコツコツと時間をかけることが重要です。
投資の3つのキーワード「分散投資」「長期投資」「積立投資」を理解して、将来に備えましょう!