9月26日以降、保険会社でも新型コロナウイルス感染症の「みなし入院」の取扱が変更されましたが以前、給付金請求のお問合せが続いています。
9月26日以降の「みなし入院」の取扱
①65歳以上の方
②入院を要する方
③重症化リスクがあり、新型コロナ治療薬の投与または新型コロナ罹患により酸素投与が必要な方
④妊婦
とされ、9月25日以前は「みなし入院」として取り扱われ入院給付金が支払われていた軽症や無症状での自宅療養などは、お支払い対象外となっています。
新型コロナ治療薬とは
上記の取扱で③のなかの新型コロナ治療薬とは何なのかというのが一番分かりにくいでしょうか?発熱等で受診した際には薬を処方されることもありますが一般的な解熱剤は対象外です。
11月22日に「ゾコーバ」の緊急承認が厚生労働省から発表され、2022年11月22日時点で国内で承認されている新型コロナ治療薬は以下の種類があります。
・ゾコーバ
軽症の段階から使える飲み薬
・ラゲブリオ(モルヌピラビル)
軽症の段階から使える飲み薬
・パキロビッドパック
軽症の段階から使える飲み薬
・ロナプリーブ ・ ゼビュティ(ソトロビマブ)
点滴、注射で投与。重症化リスクがある軽症から中等症1までの患者が対象。
・エバシェルド
注射で投与。抗体薬品、ワクチンの効果が出ない方向け。
・レムデシビル
別の病気の治療薬として開発されたが、新型コロナにも効果があるとして承認された。
・バリシチニブ
中等症2以上の患者で国内では上記レムデシビルと併用に限られている。
・デキサメタゾン
中等症以上の患者用。抗炎症作用のあるステロイド剤。
・アクテムラ(トシリズマブ)
点滴で投与。酸素投与が必要になった中等症2以上の患者にステロイド剤 と併用で投与とされている。