交通事故軽減効果の大きいAEB(衝突被害軽減ブレーキ)が装備された自動車の場合で、所定の条件を満たす時は「ASV割引」として保険料を9%割り引きます。
ASV割引の内容
【対象自動車】
自家用普通乗用車・自家用小型乗用車・自家用軽四輪乗用車
・ASV割引は、「型式別料率クラス制度」の補完として実施するものです。したがって同制度を導入している用途車種が対象となり、その他の用途車種(自家用普通貨物等)は対象となりません。
用語のご説明
・ASV(先進安全自動車)*Advanced Safety Vehicle
AEB等の運転者の安全運転を支援するシステムを搭載した自動車をいいます。
・AEB(衝突被害軽減ブレーキ)*Autonomous Emergency Braking
カメラやレーダーなどで前方の自動車や歩行者を探知して、衝突するおそれがある場合には、音や警告灯などでドライバーに警告してブレーキ操作による衝突回避を促したり、さらにブレーキ操作が無くこのままでは追突が避けられないとシステムが判断した場合には、被害を軽減するため自動的にブレーキを作動させる装置のことです。
ASV割引の適用対象期間
ご契約期間の初日がご契約の自動車の型式に対応する割引適用最終日以前であるときに限り、この割引を適用します。そのため、発売から約3年経過した後は、リスク軽減効果が型式別料率クラスに反映されることにより、ASV割引の適用はなくなりますのでご留意ください。
【例】
・型式が発売された日
2019年4月1日~2020年3月31日
・発売3年後の料率クラスの見直し時期
2023年1月1日
・割引適用終了日
2022年12月31日
型式別料率クラス制度について
自家用乗用車(普通・小型・軽四輪)は自動車全体の中で最も保有台数が多く、様々な形状・構造・性能等があるため、自動車の型式ごとの事故発生状況等に応じて保険料を区別する「型式別料率クラス制度」を導入しています。なお、毎年1月1日に保険実績に基づいた損害率により、直近のリスクに見合っているか確認し、「型式別料率クラス」の見直しを行っています。
まとめ
AEBが装備された自動車はASVと呼ばれ運転者の安全運転を支援するシステムを搭載した自動車であるとされています。75歳以上の高齢運転者の死亡事故の約7割を占める正面衝突の事故や人対車両・追突等の事故、ブレーキとアクセルの踏み間違いを原因とする事故にも軽減効果が期待されています。
ご契約の自動車にAEBが装備されているかどうかは、損害保険会社が共同利用するシステムにより確認します。その際、車台番号が必要となりますので車検証にてお調べいたします。