車両保険とは、自損事故や車同士の接触事故、盗難、いたずら・落書き、飛び石でのフロントガラスのひび、などの修理費や車の再購入費に役立ちます。
車両保険は必要?
事故相手が自動車保険に加入している場合、相手の対物賠償保険から保険金を受け取る事ができます。しかしそれだけで車両保険が不要であるとはいえません。
自分側に過失がある場合を考えてください。自分の過失分までは相手側から支払われません。もちろん0:100で自分が被害者である事故もあります。自分に過失のある事故は絶対に起こさないと言い切れる人はいないでしょう。
また、そもそも事故相手が存在しない事故も考えられます。自損事故や台風・洪水、当て逃げされて相手がわからない場合などです。
車両保険を付けておけば、自分に、過失があっても無くても保険金額を上限として保険金を受け取る事ができます。
また、マイカーローンで車を購入した場合など事故で車が【全損!】って事になった場合、車両保険の保険金を返済費用に充てることもできます。
車両保険のタイプ
車両保険には「一般条件」と「車対車+限定危険」の2タイプが用意されているものが多いです。
・「一般条件」はオールリスクと言われるタイプです。
・「車対車+限定危険」は簡単に言うと自損事故や当て逃げは補償されないタイ プです。
その代わり保険料は「一般条件」より抑える事ができます。
(ネット系の自動車保険では、さらに細分化した車両保険もあります。)
ただ、必要な補償を削ってまで保険料を下げることはお勧めではありません。
その他特約
車両保険にはいろいろな特約があります。
・車両新価特約*
新車購入時には付けたい特約です。車が全損になった場合、または修理費が新車価格相当額の50%以上になった場合、車の修理費または再取得費用について新価価格相当額を限度に受け取る事ができます。
もう一度新車に乗れます!
*この特約は、満期日の属する月が初年度登録年月の翌月から起算して73か月以内である場合付帯することができます。
・車両全損修理時特約*
車両保険金のお支払対象となる事故において、修理費が協定保険価格を超過した場合は、超過した修理費について50万円を限度に受け取る事ができます。
車は古いが、走行距離が少なく大事にしている!先月車検を受けたばっかりでもう2年乗れると思っていたのに!という方、愛着のある車を修理をしてもう一度乗ることができます!
*この特約は、ご契約期間の初日の属する月が初年度登録の翌月から起算して25ヵ月を超える場合付帯することができます。
まとめ
最近の車は事故による衝撃を、搭乗者に与えない様にボデイーで受け止め分散させます。そのため思いのほか事故による車の損害は高額になりがちです。
思わぬ出費で困らない様車両保険はもちろん、特約を上手く組合せておくことが大事です。