「がん」の治療は原則として、手術、放射線治療、化学療法の3種類と言われます。
手術療法
「がん」に侵された病巣を体から取り除く代表的な局所療法です。ガン病巣を完全に摘出することで根治も期待できます。近年は形や機能を温存できるよう臓器の切除を最小限に抑えるなど、患者への負担の少ない手術が増えています。
放射線療法
放射線を照射して「ガン」を破壊します。手術が困難な症例や、術後の再発予防などに行われます。手術と同じ局所療法ですが、患部を切除しないため、臓器や機能を温存できます。ただし、費用が高額になることの多い治療方法でもあります。
化学療法
抗がん剤が全身に作用して「ガン」を治療します。主な目的は症状緩和や再発防止ですが、抗がん剤で治癒する「ガン」もあり、最近は「腫瘍用薬」の他、「分子標的薬」など新しいタイプの薬が効果をあげています。いずれも長期的な治療になり費用がかさむ場合があります。
まとめ
「ガン」の種類や進行度により3つの治療を組み合わせる場合もあります。「ガン」の最新治療もいろいろ出てきています。なかには、自由診療や先進医療など健康保険適用外のものもあります。「ガン」の治療は、再発予防の治療や経過観察を含めると5~10年と長期間に及びその分お金もかかります。治療法の選択を狭めず、治療に専念するためにも、しっかりとした経済的な備えが必要です。