数年前までは最長36年契約が可能だった火災保険も今は10年が最長。そして今年10月以降は最長5年への改定を決めた保険会社が続々と出ています。
長期契約のメリット
単年よりも複数年、それもより長い期間分の保険料を一括で払い込めば割安になる傾向があります。
しかし最近の火災保険は値上げ傾向に加え、最長契約可能期間の短縮も事実上の値上げにもなります。
値上げの原因は自然災害の増加
火災保険の補償範囲としては火災による焼失の他にも台風などによる風災害、河川の洪水による床上浸水など自然災害も対象とすることができますが。近年河川が氾濫し多くの住居建物にも床上浸水の被害をもたらすような大きな自然災害が各地で発生しました。
地元の富山においての例としては今年初めの大雪も相当で数多くの保険金の請求から支払いがあります。
損保会社で組織する損害保険料率算出機構の資料によればここ十数年での火災保険金の支払額は大きく増えており保険会社の収支が悪化しているようです。
改定前の見直しで対抗することも選択肢
契約し保険料を支払う側にとっては負担が増えてメリットも小さくなる話ばかりですが、保険料の値上げが続くということは、それだけ損害を受けている方が増えていて、保険金を受け取られる方も増加傾向ということです。
そういう点では保険の必要性が高まっているとも言え、この機会に最長10年での契約を検討したり自然災害などの補償内容の確認をされるのもいかがでしょうか。