地震保険の始期日が2021年1月1日以降となるご契約より改定が行われます。
保険料の改定
保険料の上がり下がりは都道府県と建物の構造(木造や鉄骨)により異なり、値上り幅が全国平均で5.1%上がります。ちなみに最も大きな値上がり率の地域は14.7%。また値下がり率の大きな地域では18.1%と地域によりばらつきがあります。当社の事務所、店舗の所在する富山県、石川県では鉄骨造等のイ構造で+4.2%、木造造等のロ構造で+6.0%です。
長期係数の見直し
地震保険は、セットで加入する火災保険の契約期間内で最長5年分を一括して支払えます。複数年分をまとめて支払うメリットとしては、単年契約を継続するのに比べトータルの保険料支払い額が安くなることです。
例えば5年間でみると現行の長期係数は4.60となっていて、年間1万円の保険料だとすると5年続けるとトータル5万円の掛け金になりますが、5年分を申込時に一括して払うと4.60の係数で4万6千円で済むことになります。この長期係数が4.60から4.65に見直されます。実質の値上げといえます。
年内に検討しませんか
今、火災保険の加入や見直しを検討されている方で来年地震保険の値上りする地域の方は年内の検討をおすすめします。
また2021年1月の値上げは、2011年の東日本大震災の影響から2015年に決まり2017年から2021年にかけて3段階で引き上げられました。しかし2016年の熊本地震のことは考慮されておらず、今後も更なる値上げが行われても不思議ではありません。