iDeCo(個人型確定拠出年金)を「始めたいけど…始められない方」にお伝えします
iDeCoとは?
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、公的年金(国民年金・厚生年金)とは別に給付を受けられる私的年金制度の一つです。
加入は任意です。申込・掛金の拠出・その運用までを自分で行い、掛金及び運用益の合計額を基に年金給付を受けることができます。
こんな税制メリットがあります
積立時…積み立てた掛金が全額所得控除になる!
運用時…運用益が非課税で効率よく資産を増やせる!
受取時…年金受取なら「公的年金等控除」に、
一時金受取なら「退職所得控除」になる!
どんな運用商品がある?
①投資信託(国内株式型、国内債券型、外国株式型、外国債券型など)
メリット…資産が増える期待ができる
デメリット…元本が割れるリスクがある
②元本確保商品(定期預金、保険など)
メリット…元本は確保されている
デメリット…低金利下では資産は増えにくい
始められない理由は何?
老後への備えとして注目されているiDeCoですが、加入対象者数に対する加入者数は未だ3%程度です。
始められない理由として…
・運用中は原則60歳(もしくは65歳)まで引き出せない
・途中で解約できない
・元本割れしたらどうしよう
・そもそも運用のことがよく分からない
といったお声を頂きます。
個人的には「老後への資金作りが目的なのだから、むしろ途中で取り崩したりできない方がいいんじゃないか?」と思っています。
では「元本割れのリスク」や「運用ってよくわからない」場合はどうすればよいのでしょうか?
物は考えよう
例えば会社員Aさんの場合で、積立時の税制メリット「掛金が全額所得控除になる」で見ていきましょう。
こう考えてみる…
①元本確保商品で運用を行う
②増えずとも1.5万円×12か月×25年=450万円は貯まる
③25年間で90万円の節税になる
④90万円を「利益」と捉えれば450万円が540万円になったのと同じ
⑤540万円÷450万円=1.2
つまり…25年間で1.2倍になったということです!
まとめ
新しいことを始めるとき、人は「勉強してから…」と言います。
その勉強はいつ終わるのでしょうか?
iDeCoは始めなければ貯まりも増えもせず、税制メリットも享受することができません。
先ずはスタートし、勉強して理解が進んだら…後から「資産の配分変更」や「運用商品の入れ替え」といった「リバランス」を行い、より収益性を求めていくことも可能です。
ご興味ある方…先ずは始めてみましょう!