資産形成(年金)について

株式投資とギャンブルの違い

株式投資はギャンブルと同じだと思われている方が意外に多くおられますが、それは大きな間違いです。なぜかというと、この2つでは根本的な仕組みが大きく異なるからです。

ギャンブルはマイナスサム・ゲーム

ギャンブルというのは、宝くじやパチンコ、競馬で馬券を購入することなどが挙げられます。仕組みについて簡単に説明すると、運営する側(胴元)が確実に儲かるようにできていますので、参加者のほとんどが負けることになります。このように還元率が100%に満たない仕組みのことをマイナスサム・ゲームと言われています。

 

具体的にいうと、

①参加者全員が出したお金を全部集める

②その中からギャンブルを運営する人の儲けを取る

③残りをギャンブルに参加した人に配り直す

という仕組みです。

 

因みに宝くじを一人で全部買い占めた場合、当たりくじで返ってくる総額金額は必ず半分以下になります。よって、くじ購入金額の約半分は宝くじの運営側の取り分というわけですね。

株式投資はプラスサム・ゲーム

ギャンブルと比較する上で株式投資が挙げられますが、この仕組みはプラスサム・ゲームであると言われています。プラスサム・ゲームとは、誰もが利益を得られるという事です。

株式投資における利益は他の人の損失から拠出されるものではなく、企業の利益や業績によって生み出されるものです。理論上、成長性のある企業の株を持っている人は全員が利益を得ることが可能です。

もちろん個々の売買のタイミングによっては損失が出ることもありますが、利益や業績が伸びていけば、長期的にその企業の資産は増加するという点で、他人から奪い合う仕組みのギャンブルとは大きく異なります。

投資のすすめ

そもそも投資の意味を簡単に説明すると、目の前でお金を投じることで、将来それ以上の利益になって返ってくるのを期待する行為のことです。これは金銭の投資もありますし、時間の投資などもあります。具体的には、株式や債券・不動産などの金融資本への投資、身近なところではご自身や子供さんの習い事なども投資に該当すると思います。

 

資産形成の観点から言えば、貯金していても利息はほとんど付きませんし、インフレによりお金の価値は逆にどんどん目減りしてしまいます。よって、将来に備え投資は必要不可欠だと思います。投資の基本「分散・長期・積立」を軸に、前向きに捉えてもらえたら幸いです。

塚田 友弘
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