
自動車保険は事故によって等級ダウンの下がり方が違います。
等級について
自動車保険の仕組みでは等級制度を採用しています。1等級から20等級まであり、6等級からスタートします。1年間を基準として事故等で保険を使用しなかった場合は1等級進み、保険を使用すると3等級下がります。また事故有係数があり、こちらも同じように3年間付帯される仕組みとなっています。この等級や事故有係数に基づき割引が決まってきます1等級は割増になりますし、20等級では63%引となります。
ただ自動車保険の場合、さまざまな事故形態があり保険を使用する内容も違いがあります。保険を使用すると等級ダウン事故といいますが、ケースによっては1等級ダウン事故やノーカウント事故に該当する案件があります。
1等級ダウン事故
車両保険で不可抗力に該当するような事故で保険を使用してしまった場合は1等級ダウン事故になります。例えば現在20等級の方が1等級ダウン事故を起こした場合、翌年度は19等級で事故有係数1になります。
<1等級ダウン事故の>
- 盗難
- 台風や竜巻、洪水、高潮
- いたずらによる損害
- 火災や爆発
- 窓ガラス破損の損害
- 飛来中または落下中の他物損害
ノーカウント事故
被害事故や費用保険金のみの保険支払い等があった場合は等級ダウンに関係がないノーカウント事故扱いになるケースがあります。例えば現在20等級の方がノーカウント事故を起こした場合、等級は下がらず、翌年度も20等級(19等級の場合は20等級)になります。
<ノーカウント事故の例>
- 人身傷害保険のみ
- 個人賠償責任補償特約のみ
- ファミリーバイク特約のみ
- 弁護士等補償特約のみ
- ロードサービスのみ
まとめ
このように事故で保険を使用しても翌年の等級に影響がでるケースに違いがあります。事前に保険を使用した場合、どのようになるかなど確認しておくと良いかと思います。また自動車保険によっては無過失事故の特則や故障で保険使用した場合など商品によっても等級の変化に違いがありますので、ご加入の代理店に相談することをおすすめします。
安全運転を心がけながら、万が一の事故にも備えておきましょう。