保険料控除証明書が発行され手元に届く時期となりました。年末調整や確定申告に提出するのに保管、整理しておきましょう。
生命保険料控除
生命保険料控除は所得控除の1つです。
払い込まれた保険料について一定の金額がその年の所得から差し引かれ、所得税、住民税の負担が軽減されます。
会社員の場合は、11月~12月ごろに配布される「給与所得者の保険料控除等申告書」に加入している保険会社から送られた「生命保険料控除証明書」を添付して提出することで年末調整により還付されます。
2012年1月1日以降の契約から3種類に
2011年12月31日以前は「一般の生命保険料控除」と「個人年金保険料控除」の2種類から2012年1月1日以降は「介護医療保険料控除」が加わり3種類となり所得税の控除限度額の合計も10万円から12万円に増えています。
損害保険は地震保険料のみ
2007年1月の国の税制改正により損害保険料控除制度が廃止され、地震保険料控除制度が新設されています。
地震保険の付帯されていない火災保険や傷害保険などは保険料控除の対象となりません。
紛失や添付忘れの場合は
紛失の場合は加入保険会社から再発行が可能です。
年末調整に間に合わなかった場合などは、翌年に自分で確定申告をすれば還付金を受け取ることが可能です。
有効に活用したいところです。
保険は控除証明書のために加入するものではないと思いますが、せっかくある制度なので有効に活用したいところです。
例えば限度額を超えて10年以上支払ってきた契約の一部を見直すことや、保障の上乗せでガン保険を追加で加入したりすることで控除額を増やすことも出来ます。
この時期に一度検討してみませんか。