火災保険は万一時に非常の助かるものですが、年々保険料が上がってきています。
火災保険とは
火災保険は火災をはじめ落雷や風災・雪災など様々な自然災害での損害をカバーできる保険です。最近では、大雨による水災や台風などの被害が全国各地で増加傾向で、皆さんもニュースなどで目にされておられる方も多いと思います。また実際に被害に遭われた方は、ご自宅の修理などで思わぬ出費になった経験もされています。
火災保険は、保険会社が損害額を算定し保険金として契約者(所有者)にお支払いします。迅速に対応もされますので、万一の際は保険金支払までの期間も短いので非常に安心です。
火災保険の保険料の基本的な考え方
火災保険の保険料は様々な要因で異なります。
具体的には、保険の種類や対象の所在地、建物の構造や用途、そこで行われる職業・作業の内容などによって異なります。また保険価格を基準とした保険金額、補償する範囲によっても保険料は異なります。
あらかじめ保険を加入する前に、保険会社や代理店の担当者は、これらの聞き取りをさせていただき火災保険の保険料の見積もりを作成します。
火災保険の保険料改定の動き
保険会社はみなさんからお預かるする保険料と保険事故に遭われ、実際に保険金として支払ったバランスを毎年確認し、基本的な保険料水準を決定しています。
最近では、保険料を決める基準を細分化し、損害が多くなる状況には保険料を高くし、逆に少なくなる状況には保険料を下げるように変化してきています。自動車保険でいえば、車の車種や運転される年齢などです。
火災保険も近年そのような細分化が進んできており、具体的には築年数やハザードマップによる水災リスクで保険料の違いが見られるようになってきています。
さいごに
火災保険の契約期間は以前は35年契約もできましたが、数年前に10年、最近では5年が最長となり、保険料が数年単位で反映できるようにと短くなってきています。こちらも実質保険料の負担が増える流れとなっています。
損害額の増加ですが、背景には異常気象の増加や物価高による資材や建築費の高騰などが大きな要因ではないかと思われます。
私のお客様でも長期契約をされておられた火災保険が更新になり、今までとは比較にならない程保険料が上がって、相談を受けるケースが増えています。再度見直しは必須になると思いますので、お気軽にお問い合わせ下さい。