新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっています。今日はコロナに係る費用について考えてみましょう。
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検査費用はどうなる?
無料となるケース
石川県の場合「帰国者・接触者外来」にて感染が疑われる要件に該当すると判断された場合、行政検査(主に県保健環境センター)でPCR検査を受けることになります。
また、医師により必要と判断された場合は保険適用検査(県内外の民間検査機関か医療機関)でPCR検査を受けることになります。
どちらのケースでも患者負担はありません。
自費での検査
「感染していないか心配だ」などの理由で自発的に検査を受けようとする場合、当然ですが検査費用は全額自己負担となります。
費用は医療機関により1万円代から3万円位と幅があるようです。
自治体によってはこの費用に対する助成制度を設けているところもありますので、自費検査を受けられる場合はお住まいの市役所等にお問い合わせください。
新型コロナウイルスに感染したら、治療代はどうなる?
病気で治療を受けたり入院したりしたとき、健康保険を適用すると原則3割(70歳未満の場合)の自己負担が発生します。
最近は「新型コロナウイルス感染症にかかったら、治療代はどうなるの?」というご質問を頂くことがありますが、新型コロナウイルスは令和2年政令第11号(同年2月1日より施行)により「指定感染症」に指定されているため、その治療費は公費負担となります。(但し「今のところ」です。)
民間の医療保険からは給付を受けられるの?
入院や手術を受けた場合は通常の病気やケガと同様に医療保険の給付対象となります。(ご加入中の保障内容によります)
検査の結果が「陰性」であっても医師の指示により医療機関に入院した場合は支払い対象になると考えられます。
宿泊施設や自宅での療養は給付対象になる?
生命保険各社における医療保険等の入院給付金は、通常は病院等での治療の場合に支給される契約となっています。
しかし新型コロナウイルスの感染が拡大し、やむなく宿泊施設や自宅等の臨時施設にて療養されるケースも増えています。
この状況を踏まえ、多くの保険会社は感染が確認された方のうち、宿泊施設や自宅等で療養している方も同給付金等の支払い対象としています。
どんな条件が必要か?
保険会社により若干の違いはありますが、主な条件は…
・医師の指示による療養である
・医療機関の事情により入院できない
・医療機関の事情により早期退院となった退院となった
等々により、宿泊施設や自宅といった臨時施設で療養した場合が対象となります。
所定の請求書類に添えて、上記の事実を「医師による診断書」や保健所等が発行する「宿泊・自宅療養証明書」等で確認します。
「自分の保険は自宅療養でも給付対象になるのか?」が気になる方は、一度加入された代理店や保険会社に確認してみるとよいでしょう。