医療保険は、主に病気やケガでの入院・手術費用に備えるための保険です。しかし、入院給付金は、入院している限り受け取れるわけではなく、1入院あたりの支払限度日数が決められています。
[ 目次 ]
1入院の支払限度日数
1入院の支払限度日数は、一般的には同じ病気やケガでの1回あたりの入院に対して、決められている入院給付金が受け取れる期間になります。例えば、60日型の医療保険であれば、入院から退院まで60日分の入院給付金を受け取ることができます。
ただし、退院翌日から一般的に180日以内に同じ病気で再度入院した場合は、前回入院の日数を引き継ぐことになります。
免責日数
最近では、日帰り入院から保障される医療保険が多いですが、以前は給付金が支払われない期間が設けられている商品がありました。例えば5日以上入院した場合に入院給付金を支払うという商品は、4日間の免責期間が設けられているということになります。
また、4日以内の入院では給付金が支払われませんが、5日以上入院した場合は1日目から支払われるような商品もあります。
さまざまなタイプ
医療保険には、1入院の支払日数が40日・60日・120日・360日等とさまざまなタイプがあります。保険料は日数が短い方が安くなりますが、入退院を繰り返すようなリスクに備えるには、日数の長いタイプがお勧めです。
通算支払限度日数
医療保険には、1入院の支払限度日数とは別に通算支払限度日数を設けられているのが一般的です。例えば通算730日・1000日・1095日等と設けられており、保険期間内の入院であっても、この日数を超えて入院した場合、入院給付金を受け取ることはできません。
1入院の支払限度日数とともに、通算支払限度日数も一緒に確認しましょう。
まとめ
医療技術の進歩に伴い、最近は入院に数が短期化しているようです。しかしガンや心疾患・脳血管疾患のように入院日数が長引く疾病もあります。医療保険には特定の疾病のみ1入院の支払限度日数を延ばしてくれる特約があったり、短期入院でも検査費用が思ったよりかかる場合に助かる入院一時金という特約もあります。
万が一の時、役に立つ医療保険になる様いっしょに考えていきましょう。