人生100年時代と言われています。自助努力での資産形成がますます重要になってきています。
人生の三大資金
人生の三大資金とは、「子どもの教育資金」「住宅取得資金」「老後資金」の3つの資金をいいます。そして、これらの三大資金は、それぞれ数千万規模の多額資金を要します。
老後に備える
三大資金の中で、人生で必ず誰にでも訪れるのは老後です。平均寿命は男性で81歳、女性で87歳と急速に高齢化が進んでいます。
65歳以上を仮に老後とすると、平均余命(あと何年生きられるか)は、男性で19年、女性で24年となります。
平均寿命については、今後ますます延びると予想されており、人生100年時代とも言われています。自助努力での資産づくりが重要になってくると思います。
今からの資産形成
若い人にとっては、老後ってまだまだ先の話、と考えて後回しにされる方も多いのではないでしょうか。しかし、老後資金は誰にでも必要になります。若ければ若いほど、長い準備期間をかけることができます。
資産を形成するための金融商品には、預貯金などの元本保証があるものと、投資信託などの価格が変動するものがあります。価格が変動する商品は、収益性が見込まれる一方、損失を被る場合もあります。
預貯金だけで十分な金額を積み立てられるのであれば、それもよいのですが、そうではない場合、今のような金利が低い時代では、預貯金だけではお金を増やすことには限界もあります。
「長期運用」「分散投資」「積立投資」
ある程度リスクをコントロールしながら、お金を増やすことが期待できる方法があります。長期の運用、資産の分散の3つの方法を組み合わせることによって、収益が安定する効果が期待できます。
投資タイミングを分けて、定期的に決まったタイミング(毎月など)で、決まった一定額を投資する、定期定額の投資方法です。(ドルコスト平均法とも言います。)複数の金融商品に分散したり、投資先の国や地域をバランスよく分けて投資することがお薦めです。
2018年1月にスタートした「つみたてNISA」と2017年1月に対象者が拡大された「iDeCo個人型確定拠出年金」はともに税制優遇が魅力的な制度です。また、死亡保障を準備しながら、資産形成が期待できる変額保険もあります。
それぞれのしくみや特徴などを十分に理解した上で活用すれば、長期の資産形成を効率的に行うことも可能になります。人生100年時代と言われる老後に向けて資産形成を始めてみませんか。