癌治療についてどのような認識をお持ちですか?癌の治療にはどのようなものがあるのでしょうか。3大治療と言われている他に第4、第5の治療法というものが出てきています。
①手術療法
手術療法は、最近までは癌の一番の治療法と言われていました。手術療法はメスで癌細胞を切り取る治療法です。癌細胞を完全に切除出来れば癌を完治させることも可能ですが、根治を目指した手術療法のあとでも再発が見られる場合もあります。負担が大きいイメージもありますが、最近では比較的負担が少ない腹腔鏡下での手術も行われています。
②放射線治療
放射線治療は、癌細胞に放射線を当てることによって癌を縮小・治癒させる治療です。放射線治療は大きく分けて2つで、外から当てる方法と中から当てる方法があります。後者は体内に放射性物質を挿入したり、飲み薬や注射が用いられます。一般的にはこの外からと中からの両方を組み合わせた放射線治療が行われます。
③化学療法
化学療法とは、抗がん剤をを使用した療法です。癌の増殖や転移を抑える効果が期待できます。吐き気や脱毛という副作用が強いイメージですが、その分効果も大きいと言われています。抗がん剤は血液中に入りすみずみまで効果を発揮してくれますので、しっかりと管理すれば癌の進行を遅らせることが出来る治療法です。
まとめ
新たな癌治療として注目されているのが、第4の治療免疫療法と第5の治療光免疫療法です。3大治療法は癌を外側からやっつける治療法ですが、 免疫療法は体が本来持っている免疫を利用した治療法なので、他の治療ほど即効性は期待できません。しかしメリットもありますし組み合わせでより効果を発揮すると言われています。
さまざまな治療方法がありますが、癌の種類、進行度や大きさに合わせながら適切な治療法を選択することが大切です、患者さん本人やそのご家族が納得できるよう医療スタッフとともに考えていきましょう。
次回のブログで免疫療法・光免疫療法のお話をしたいと思っています。