生命保険はどんな時に役に立つのでしょうか?今日は前編として2つの「備え」についてお伝えします。
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死亡時に備える
「今日のお昼は何食べよう?」
「GWは京都旅行に行こう」
人は先のことを自分が生きている前提で考えるものです。明日自分が死ぬとは考えにくいのです。
でも人の死は必ずやってきます。それが早いか遅いかわからないだけなのです。
死亡に対する保険は自分のため…というよりは他人(遺された家族)のために備えるものです。
大きくは次の2種類に分類できます。
一生涯の保障
誰もが亡くなるときに必要になるお金のことを「整理資金」といいます。
具体的には葬儀費用やお墓代、病院の精算費用などがあります。
いつ起こるかわからないことに備えるためには、保障の期間は一生涯である必要があります。
その代表的なものが「終身保険」です。
一定期間の保障
あなたの収入によって生活している家族(配偶者やお子さんなど)がいる場合、「生活保障」のための資金が必要になります。
「子どもが社会人になるまで」や「妻(夫)が老齢年金を受け取れるようになるまで」など、ある程度期間を定めるケースが一般的です。
その代表的な保険として「定期保険」や、毎月給料のように受け取りが可能な「収入保障保険」などがあります。
病気やけがに備える
日本の公的医療保険制度は世界でもトップレベルの水準です。
現役世代の場合、病院で健康保険証を提示すれば3割の負担で治療が受けられて…ということはみなさんよくご存知ですね。
でも医療に係る費用のすべてが公的医療保険制度の対象になっているわけではありません。
入院に係る費用
入院に係る費用のなかには公的医療保険制度の対象とならないものがあります。
・差額ベッド代(いわゆる「個室」に希望して入る場合)
・食事代(一食あたり460円)
・雑費(テレビ、冷蔵庫の利用など)
といった費用は患者さんの自己負担なります。。
公的医療保険対象外の治療
公的医療保険対象外の診療があります。
・先進医療(厚生労働大臣が定めているもの)
・自由診療(先進医療に定められていない公的医療保険対象外の診療)
その他
直接的な療養費ではありませんがこんなものも…
・付き添う家族の交通費
・快気祝い・お見舞い返しなど
以上のような療養に備える保障として「医療保険」や、例えばがんの治療に特化した「がん保険」などがあります。
以下
3.就業不能や介護状態に備える
4.貯蓄と長生きに備える
は後編(その2)に続きます。