生命保険

通販型保険と対面型保険の違いについて

最近では保険担当者と面談しなくても加入できる通販型保険が増えています。では、通販型保険は一般の対面型保険と何が違うのでしょうか?

通販型保険について

通販型保険とは、インターネット上で見積もりや申し込み手続きなどがすべてできる保険の事です。よって、すべて非対面となりますので、保険担当者とも面談する必要もなく保険に加入できます。簡単に保険加入の流れについて説明します。

保険内容の検討・見積もり

主にインターネット上でご自身が必要としている保険や補償を探し見積もりします。また資料請求などを行いながら、自らの判断で比較検討します。

保険申し込み

加入手続きは保険会社や保険商品によっても異なりますが、一般的には保険会社のウェブサイト上、または郵送で行うことができます。フォームに従って必要事項を入力し終えると申し込みが完了となります。

引受審査

保険会社側で申込者が告知した内容をもとに、保険を引き受けるかどうかの審査を行います。生命保険の審査は、職業、年収、身体の状態などを考慮して判断されます。無条件で契約が成立する場合の他、結果によっては補償内容変更が必要な場合や契約を断られる場合もあります。

対面型保険について

対面型保険は皆さんもご存知の通り、保険担当者と対面で保険見積もりや比較説明・申込手続きまで行う保険です。基本的にご自身の意向をお伝えすることによって、保険担当者がそれに応じて保険設計を行います。また質問や比較など気になる点は保険担当者に聞く事によって解決し、手続きも対面で行うため安心です。こちらも簡単に保険加入の流れを説明します。

意向把握

ご自身の保険に対する意向や質問などを保険担当者に伝えます。また保険担当者も必要な情報について聞き取り等行い、お客様の保険の意向を明確にしていきます。

保険検討・比較説明

意向に沿った保険プランを保険担当者から提案します。また他の商品との比較説明等や保険担当者の経験を生かした提案・説明を受けることによって、ご自身の最適な内容を選択することができます。この工程は、状況にもよりますが数回繰り返すこともあります。

保険申し込み

保険担当者と対面によって保険申し込みを行います。ご記入内容や告知内容等、記入方法や判断に迷っても一つずつ確認しながら行う事ができますので、ミスも少なく安心して申し込むことができます。

引受審査

基本的に審査は通販型保険と同様で、保険会社側が申し込みした内容をもとに保険を引き受けるかどうか審査を行います。生命保険の場合も同様に職業、年収、身体の状態などを考慮して判断されます。申し込み不備等の際は保険担当者が間に入って確認し、必要に応じてお客様に追加で依頼や聞き取り等行います。

保険料の違いは?

通販型保険と対面型保険では基本的に商品の内容が異なるため、比較は難しいのが現状です。ただ通販型保険だから安いという事は決してないと思います。

保険料の比較で重要な点は、補償をしっかり比較できるよう合わせる事です。まずご自身の意向に沿った内容にしっかり保険内容をマッチさせる。そのうえで、どの保険会社の商品が保険料も含めて納得できるかではないでしょうか。その納得できる商品が通販型だったか、または対面型だったかの違いだけです。

 

注意が必要な告知義務違反

保険担当者と対面により保険を申し込む場合は先程説明した通り、告知などで判断が難しい時はその場で確認ができるため、ミスは軽減できると思います。通販型保険では、申込者自身でウェブサイトや必要書類への記入を行う必要がありますので、万一記入ミスがあったとしても、それは自己責任となってしまいます。この点は注意が必要です。場合によっては入院や死亡により保険金・給付金請求をしたが記入ミスが判明し、それが告知義務違反となり保険金や給付金を受け取れないこともあります。

まとめ

近年、損害保険や生命保険など保険商品や契約形態など、様々な選択肢があります。また通販型保険や対面型保険にも様々なメリット・デメリットがあります。何を選択するかは申し込みされるご自身の判断にはなりますが、このメリット・デメリットをしっかり把握することが重要です。

また保険に携わる私としては、保険を選択する時に抑えてほしいポイントが2つあります。1つ目は、万一になった時を想定し、事故の対応はどうなるのか、保険請求した時はどうなるのか等を明確にイメージできるかです。加入したのはいいが、実際に必要な時に自分の思っていたのと違うなど、保険に加入した商品を後悔される方は意外と多くおられます。2つ目は、加入後の定期的なメンテナンスも重要なため、ご自身で加入後もしっかり管理できるかです。保険は高価な買い物といわれ、生命保険は人生で家の次に高額な買い物だとも言われています。もちろん意向に沿った補償を効率良くに手に入れることは重要なのですが、一生涯の保険にご加入の場合は定期的なメンテナンスも必要になります。

ぜひこの2つを保険を検討される時は意識して、最適な保険にご加入いただきますよう、お願い申し上げます。

塚田 友弘
私の一番の願いはお客様に幸せな人生を送っていただくことです!そのなかで欠かすことのできない保険を通じて、皆様の一生涯のパートナーになれるよう努力していきます。保険に関する事はもちろんですが、その他、悩み・疑問など些細なことでも結構ですので、お気軽にお声掛け下さい。
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