生命保険では書類等を通して保険会社に健康状態等を知らせることを告知といいます。

告知とは

生命保険を契約する場合、被保険者が健康状態や既往歴、職業などについて告知することが義務づけられていて、これを告知義務と言います。

 

生命保険会社はすべての加入者に対して、公正・公平な条件に基づいて保険金を支払う義務があります。よって保険加入者間での不公平さを解決するために、過去の傷病歴を申告する告知義務が必要になってくるのです。

 

保険はこの告知内容によって契約条件が異なります。無条件に加入できる場合が通常ですが、その他保険に加入できない場合や、一部の傷病について担保されない（保障されない）、または保険料が割り増しになる、という場合もあります。

 

告知事務違反について

「告知義務違反」とは、被保険者が、故意または重大な過失によって重要な事実について告知しなかったり、事実と違うことを告げたりすることです。違反行為ですので絶対にしてはいけません。

 

告知義務違反が発覚するケースとしては、例えば、保険金や給付金を保険会社に請求した時に、保険会社は医療機関などに調査を行いますので、その際に発覚する場合や、契約後に無作為に選んだ一部の加入者宅に保険会社の調査員が訪問して行う契約確認により発覚する場合もあります。

告知義務違反が判明すると、生命保険契約の解除や取り消しとなる場合があります。

告知の記入の仕方や注意点

告知は事実をありのままに記入することが非常に重要です。虚偽の申告をしたり、うっかり間違えたとしても告知義務違反となりますので、十分に注意しましょう。

 

お客様のなかには、治療中の病気があると保険に入れないと思っていらっしゃる方がおられます。これは大きな勘違いです。

近年では保険会社によって病気ごとにきめ細やかな引受けの目安などがあり、病気で治療中の方や既病歴などがあっても基準をクリアすれば通常通り無条件で保険に加入できたりすることもあります。

仮に加入できなかったとしても、緩和型の商品も多くありますので、まったく保険に加入できないというケースは非常に少なくなってきています。

 

とにかく何度も言いますが、告知を偽り保険に加入しても良い事は一切ありませんので、告知の質問に応じてありのままをご記入しましょう！