異次元の少子化対策!?
今年3月、政府は「異次元の少子化対策」のたたき台を発表しました。
その「子ども未来戦略方針」における支援策は以下のとおりです。
支援策
開始時期
児童手当の対象拡大
この中に「児童手当の対象拡大と多子世帯増額」があり…
・現在は中学卒業まで→高校卒業まで延長
・所得制限の撤廃
・第三子以降15,000円→30,000円
・2024年10月分(支給開始は2025年2月)から
のように支給対象が拡大されます。
【第一子の場合】
これまでは…
・1.5万円/月×3年+1万円/月×12年=198万円
これからは…
・1.5万円/月×3年+1万円/月×15年=234万円
と総支給額が+36万円となります。
これをどう活かしますか?
幼・保園や小学校など早い段階から学納金の一部として利用する、或いは生活費の一部になる(?)…というケースもあると思いますが、「大学進学資金」としてとっておくという方が多いのではないでしょうか?
234万円といえば国公立大学の「入学金+4年分の授業料」に相当する金額なので、一見有効に見えますが…
・入学金+授業料のほかにもお金はかかる
(受験費用、書籍代、通学費etc)
・私立ならもっと高額に
(H30年の私立大学入学金+4年分の授業料 約380万円)
・自宅外の地域へ進学する
(自宅外生活費 全国平均9万円/月 ※東京は12万円/月)
・インフレが進行する
といったことも考えられます。
単に「貯める」だけではなく、「保険」や「NISA」などを活用して「お金を育てていく」ことも大切ですね。