人生のリスクに4つのリスクがあります。その4つのリスクに対応できるのが「保険」といえるのではないでしょうか。
保険でできること
保険でできることは、大きく分けて4つあります。
1.病気やケガによる医療費の備えや、それにより長期で働けなくなったときの備え
2.万が一のことがあった場合の、残された家族の生活費の備えと、葬儀費用など死後の整理資金
3.子どもの教育資金やご自身の老後の生活資金の備え
4.ご自身や親の介護費用の備え
では、これらの全てを保険で備えるべきなのでしょうか。
国の社会保障制度
これらの4つは、国の社会保障制度によりほとんど全ての国民に最低限保障されています。
1.公的医療保険制度
日本には全ての国民が平等に医療を受けられる「国民皆保険制度」が整えられています。(ただし、高齢化が進んでいくことで、この医療保険制度も変わっていくかもしれません。)
2.遺族年金制度
一家の大黒柱に万が一のことがあった場合、この制度により遺族基礎年金や遺族厚生年金が支給されます。(しかし、これだけで残された家族が生活していけるかというと疑問が残ります。)
3.老齢年金制度
日本は世界でも有数の長寿国です。そしてこの制度は、自分の払い込んだ分が老後にもらえるということではありません。賦課方式と言って、イメージとしては現役世代が年金を受給している世代へ仕送りをするような感じです。(しかし、今後は少子高齢化により、現役時代にも年金受給世代にも大きな影響があるかもしれません。)
4.公的介護保険制度
40歳になると全国民が介護保険料を払います。65歳以降に介護サービスを受けた時の自己負担割合は1割で、要介護度によって利用限度額は異なります。(令和2年4月納付分より、介護保険料率が1.73%から1.79%に引き上げとなっています。)
まとめ
4つのリスクに対する4つの備えに共通していえることがあります。
それは、お金を貯めることが大切だということです。生きていく上でいくら必要か、万が一のことがあった場合のお金の流れなどをシミュレーションしてみることをおすすめします。
社会保障制度では不足している部分を、民間の保険で備えることが望ましいのではないでしょうか。当店にご相談いただければと思います。