医療保険などに付帯可能な三大疾病。補償を比較するポイントを説明します。
三大疾病とは
死亡保険や医療保険などに付帯されている三大疾病保険。各保険会社の商品に必ずラインナップとして付帯可能で、ご加入されている方も多いでしょう。
この三大疾病とは「がん」「心臓」「脳」の3つの病気です。この辺は一般的に知られてるものだと思います。しかし、保険の中身は各保険会社の商品によって大きな違いがあり、その部分までは理解されていない方も多くいらっしゃるようです。
その三大疾病補償の違いについてのポイントを、簡単にいくつかご説明したいと思います。
三大疾病と三大疾患の違い
三大疾病のイメージは「がん」「心臓」「脳」の3つにあたることを先程説明しました。この保険は基本的に所定の状態になると給付金が受け取れるものです。
この補償には基本的な設定で「三大疾病」と「三大疾患」の2パターンがあります。
・三大疾病 … がん・急性心筋梗塞・脳卒中
・三大疾患 … がん・心疾患・脳血管疾患
・補償内容 … ①三大疾病 ②三大疾患 ③三大疾病と三大疾患の組み合わせ
この部分は各保険会社によっても違いがありますので、ご自身にあった目的になるよう確認が必要です。
給付金を受け取る条件
給付金については保険商品によって違いがあり、一時金で大きな給付金を受け取るタイプや毎月給付金を受け取るタイプなどがあります。
その給付金を受け取る条件には商品によって違いがありますので、ポイントをおさえておきましょう。
・がん … ①診断確定 ②入院 ③治療開始
併せて、上皮内がんの給付金の条件も確認要
・心臓 … ①入院(期間) ②所定の手術 ③所定の労働不能期間 など
・脳 … ①入院(期間) ②所定の手術 ③所定の労働不能期間 など
入院に関しては1日以上で対象のもの、20日以上対象のものなど様々。手術も商品によって条件に違いがありますので確認が必要です。
また給付金が複数回もらえる条件などにも違いがあります。2回目以降が1年後なのか2年後なのか、また1回のみなのかなどです。
保険期間や保険料の違い
保険期間も確認する重要なポイントです。
・期間 … ①定期 ②終身
定期は10年や15年の期間で更新タイプや60才までなど。終身は一生涯補償が得られるタイプなので安心ですね。
上記で説明したポイントによって、保険料の設定にも違いはあります。簡単にいうと、三大疾病より三大疾患の方が補償範囲は広い、また給付金が受け取れる条件が良いので安心ですが、保険料は少し高めだったりします。また保険期間が10年や15年ですと一生涯の終身に比べると保険料は安いですが、更新になり年齢を重ねていくと、逆に終身タイプより保険料負担が大きくなる可能性もあります。
まとめ
「三大疾病」と一言で言っても、色々な点に違いがあり非常に比較するのも大変です。万一の時は、ご自身やご家族に必要な補償です。
ご加入の際は、信頼できる保険代理店に相談されることをおすすめします。