医療保険では、無条件で引受けしますという場合と、不担保の条件付きで引受けしますという場合があります。また、今回は引受け出来ませんという場合もあります。
不担保の条件付きとは?
例えば、子宮筋腫の病気があることを告知すると、子宮の不担保つまり子宮という部位に不担保の条件がつくことがあります。これを部位不担保といいます。契約後、子宮の部位に発生した疾病は支払いの免責になります。子宮筋腫はもちろん、子宮がんで入院しても給付金の支払い対象外となります。
多くの保険会社がいろいろな部位不担保の条件を採用しています。
中には、子宮筋腫の例でいうと子宮という部位に条件が付くのではなく、子宮筋腫という病気だけに条件が付くという保険会社もあります。これを特定疾病不担保といいます。子宮筋腫は支払い対象外ですが子宮がんは支払い対象になります。
部位の区分と不担保期間は会社で異なるのか?
部位の区分は各社で30部位~50部位程度と異なります。下肢という部位不担保もあれば、右下肢、左下肢というように細分化している会社もあります。
また、不担保期間も各会社の査定標準により決まっていますので異なります。年数単位で1年から全期間まで条件が付く可能性があります。告知された病気や病状の内容によってきまります。
まとめ
契約される際、ありのままの告知をしていただくわけですが、同じ内容であっても各保険会社で、無条件で引受けますと言われる場合と部位不担保で引受けますという場合、また、疾病不担保で引受けますということが起こりうるのです。契約者にとっては無条件で契約することが一番安心だと思います。
そんな意味でも一社に絞らずいくつかの保険会社を比較してみることも大切ですね。